六本木ヒルズ、独自MDと販促で好調

2016/09/28 05:10 更新


 森ビル運営の大型複合施設、六本木ヒルズ(東京都港区)の商業ゾーンがファッションを中心に順調だ。高感度で上質な店舗を揃え、施設独自のMDを強化したことに加え、ファッション需要を喚起するための販促を積極化した成果で、港区在住者を中心に所得が高い顧客の支持が拡大している。

 16年3月期売上高は前期比5・4%増を達成した。9月22日に大幅増床・改装オープンした「ユナイテッドアローズ」を含む大型5区画、店舗面積約2640平方㍍が改装工事に伴って休業したため、4~8月は前年同期比3・6%減。ただし、休業区画を除くと前年実績を上回った。

 施設内のテレビ朝日と共同で7~8月に実施した大型イベントや、展望台のギャラリーで7月から9月11日までスタジオジブリの博覧会を開催した効果で施設全体の集客が増え、飲食店が売り上げを伸ばした。加えて、セレクトショップやラグジュアリーブランドを中心としたファッションの既存店売り上げも前期に引き続き伸び、施設全体の売り上げに寄与した。

秋のファッションは各店で先端の商品を打ち出す「オールセンシズ」が共通テーマ

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