「ルームス」が体験型イベントへ 9月に五反田で

2017/08/22 10:58 更新


 アッシュ・ペー・フランスは、9月6~8日に東京で合同展示会の第35回ルームスエクスペリエンスを開催する。00年に始めたルームスを体験型イベントへと発展、会場を五反田ティーオーシービルの13階に移し、新たな情報発信の場を作る。来場者は、一般消費者を含めて、約3万人を見込む。

【関連記事】ゲームチェンジャーU35③エシカルファッションジャパン代表兼スタイリスト 竹村伊央さん

 共感者のコミュニティーから新たな価値が生まれる時代性も反映しながら、あえて「雑多感」のある立地を選んだ。「新しいことを始めるニューヨークの倉庫街のようなイメージ」(佐藤美加エグゼクティブプロデューサー)で、わざわざ足を運びたくなる合同展を目指す。

 今回から入場は有料(2500円)とした。会場は五つのエリアで構成する。合同展示会、ルームストレードショーは「個性を強みにするアパレルブランドの出展が久々に増え、見応えがある」ものとなった。ジュエリーブランドも充実、ニューヨークの「クリスハバナ」などが参加している。

 注目は、新設するペーパーエキシビション。「印刷する手間は掛かっても、何十年後に価値がでる紙媒体」に着目、ファッションやカルチャーを専門にする古書店も出展し、紙を生かした作品を集積。また、福島民報とクリエイターの協力を得て、東日本大震災当時に発行された新聞をプリントした小物雑貨を企画、展示販売を行う。

 SNS(交流サイト)を通じて個人の発信力が消費を押し上げる中、前回から導入したB to C(企業対消費者取引)エリアを拡大。ルームストレードショーを除き、希少なアーティストの作品も購入できるマーケット、地場産業や伝統工芸の作り手が集うメイドインドット、大企業によるプレゼンテーション、ペーパーエキシビションの4エリアを開放する。




この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事