ライトオンは3月25日、東京・明治通り沿いの原宿オフィス1階に旗艦店「ライトオンハラジュクトーキョー」を出す。限定商品の販売やジーンズの加工サービス、新商品などを打ち出す期間限定コーナー、カフェスペース、VR(仮想現実)のライドアトラクションなど多彩なコンテンツを発信し、「ナンバーワンのジーンズショップ」を目指す。
都心の「ライトオン」業態は現在、池袋と上野の2店のみ。「ファッション感度の高い都心エリアへの旗艦店開設は念願だった。改めてライトオンの認知度向上につなげたい」(荒木勇商品本部販売促進チームリーダー)という。
旗艦店は「ジーンズショップのスペシャリティーストア」をコンセプトに特別感を出す。売り場面積は約700平方メートルで、メンズ、レディス、キッズを扱う。家族客を狙うとともに、原宿に多い若者を取り込みたい考えだ。メンズ、レディスでPBやNBの同店限定商品を販売するほか、PBジーンズのダメージ加工を請けるコーナーを用意する。女優の高橋愛さんが企画したものと同じ加工ジーンズも受注販売する。
カフェスペースでは、卵料理専門店「エッグセレント・バイツ」の羽田空港限定のエッグタルトを販売する。VRアトラクションは、購買客が映画館などに導入されている可動式の座席に座り、360度のVR映像を楽しめるようにする。コンテンツ発信で「ライトオンに行けば何か楽しいことがある」と認知してもらう。
店舗設計はインテリアデザイン会社のスーパーポテトの杉本貴志氏が、ショッパーなどのプロモーションはアートディレクターの森本千絵氏が担当する。