レディスカジュアル専門店のエムズ(福島県喜多方市)は主力ブランド「レトロガール」の派生業態の出店を強めている。「レトロガールラボ」の1号店を東京・新宿のルミネエストにオープン。
韓国で流行するストリートスタイルを表現したオリジナルの「レトロボーイ」を、国内のヤングレディストレンドとミックス提案する。
同業態は都心でのレディス・メンズ複合の実験店舗。郊外SC向けの大型店「レトロギャラリー」の一部店舗でメンズをコーナー展開しているが、都心立地では韓国のタレントに流行するアジアトレンドを強めた複合型を試みる。
売り場面積は約82平方メートル。既存のレトロガール商品が約8割で、レトロボーイが1割、メンズとブランド協業品、バッグなど1割で構成する。
レトロボーイは20代のファッション感度高い客層に向け、韓国で流行する先端トレンドを取り入れる。展開量は1~2ラック程度で、毎週4型ほど投入していく。刺繍入りブラウス3900円。春立ち上がりはクールなフェミニンスポーティーを投入し、カジュアルストリートのレトロガールと組み合わせ提案する。
メンズ比率は低いが、レディスでストリートテイストを強めてメンズライクな印象を出し、メンズ客を取り込む予定。
「レトロガールキヴィ」の2店目はルミネ大宮にオープンした。キヴィは「大人のクール&キュートスタイル」をテーマにキャリア女性に向けたシンプルなトレンドを提案しつつ、東北復興支援商品も取り扱う。
初出店の「レトロガールラボ」。都心型レディス・メンズ複合に挑む