5月のファッション小売り商況 大半が前年超えも19年は下回る

2021/06/04 06:29 更新会員限定


渋谷・原宿周辺の往来は戻りつつあるが、ファッション消費の回復は鈍そうだ(5月29日午後1時ごろに撮影)

 5月のファッション小売り商況(既存店売上高ベース、速報値)は、専門店、百貨店ともにほぼ全ての企業が前年同月より売り上げを伸ばした。前年は1回目の緊急事態宣言の発出中で、外出自粛ムードが今より強かったため、その反動によるもの。ただ、19年同月比では減収した企業が多かった。当月は3回目の緊急事態宣言下で、日を追うごとに対象地域が拡大、休業や営業時間の短縮を強いられる店が増えるとともに、客足や購買意欲も鈍くなった。

【関連記事】4月のファッション小売り商況 回復基調に急ブレーキ 宣言地域での休業響く

専門店

コーディネートをタイムリーに提案

 ユニクロ(EC含む)は0.6%減。客数は19.2%増だった。緊急事態宣言の延長、対象地域の拡大が影響し、客数は日を追うごとに減少したという。新商品などの情報発信も少なく、19年比でも減少したようだ。

この記事は無料会員限定記事です。

今すぐ無料で会員登録

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード新型コロナウイルス情報会員限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事