【ニューヨーク=杉本佳子通信員】メトロポリタン美術館のコスチュームインスティチュートは、来年、「レイ・カワクボ/コムデギャルソン」展を開催すると発表した。会期は5月4日~9月4日。5月1日の夜に大掛かりなガラパーティーを開く。
展示するのは、81年に初めてパリのランウェーで発表されたものから最新作までウィメンズウェア約120点。生存するデザイナー1人に焦点を当てた展覧会としては、83年のイヴ・サンローラン以来だ。
川久保玲は、「私は確立された価値観、固定観念、通常これが普通と受け入れられていることを否定することで、デザインの新しい考え方を常に追求してきた。私にとって最も重要な表現手段は融合、崩れたバランス、未完成、削ぎ落とし、そして意図的でないことだ」とコメントしている。
展覧会とガラパーティーのスポンサーはアップル、コンデナスト、ファーフェッチ、H&M、メゾン・ヴァレンティノ。