「人類が生き残るため」をテーマに、新たな価値と物の創造、様々な社会貢献を行うリバースプロジェクト(東京、伊勢谷友介代表)は、同社主導で運営する「全日本制服委員会」で、東京・渋谷に5月開業したトランクホテルの制服をプロデュースした。新しい社会貢献の形、ソーシャライジングという同ホテルのコンセプトに共感し、今回の制服作りを手掛けた。
制服委員会では繊維メーカーと協力しながら、環境や社会に配慮した素材を使った制服の普及を進めている。今回は「東京デザイン」をテーマに、同ホテルの制服を製作。ストリートのハイブランドへの昇華を目指す「デラックス」のデザイナー、ヒュー氏にデザインを依頼。タグ使いや八、九分丈パンツなど、日本人独自のバランスの制服や、廃棄予定だったデッドストックのデニムを使ったエプロンを手掛けた。
今後は20年の東京五輪までに、エシカル(倫理的)な素材で作る制服1000万着の生産を目指す。さらに海外への発信を通じ、再資源技術大国として、日本の生産技術を国内外でアピールしたい考えだ。
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デッドストックのデニムで作ったエプロン©︎Kazuki Nishiyama
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ストリート系のデザインが入った制服©︎Kazuki Nishiyama