ファッションの力で子供を笑顔にしたい――関西の活性化やイメージアップを目的に関西アパレル業界の企業で構成する団体「リボーン関西」(RBK)は、12月3日に大阪城公園で開かれるチャリティーイベント「おおさかグレート・サンタ・ラン」に関連し、サンタ帽のデザインコンテストなどでイベントを応援する。
サンタ・ランはサンタクロースの衣装を身にまとってランニングするイベントで、その収益を病気と闘う子供へのクリスマスプレゼントとする。日本では09年に大阪で初開催し、毎年1万人が参加している。今回は12月1~5日、「サンタを街に広げよう」をテーマに330の飲食店が参加する「サンタバル」も併催される。
RBKはサンタバルと協力してサンタ帽のデザイン画コンテストを主催する。すでにファッション専門学校生らを対象に、「子供を笑顔にするサンタ帽デザイン」を募集した。グランプリや準グランプリ作品の発表は12月3日に心斎橋・アメリカ村の三角公園に設けるバル広場で行う。今回はデザイン画までだが、今後は優秀な作品を製品化して子供にプレゼントしていく考えだ。
RBKは14年春に発足。勉強会を中心に活動していたが、「ファッションを切り口に、様々な業種やイベントとの取り組みを進めていきたい」(竹村圭祐会長)とし、その第1弾が今回のデザイン募集になった。サンタ・ラン当日は、RBKのメンバーら約100人が、共通バッグを用意して参加する。
現在の参加企業はアーバンリサーチ、アズ、カイタックトレーディング、サン・メンズウェア、シティーヒル、ドリーム、浪速運送、パルグループホールディングス、ホープインターナショナルワークス、MORIパーソネルクリエイツ。