ラピュタロボティクス 自律走行型協働搬送ロボット「ラピュタPA-AMR」の提供開始

2022/06/29 06:26 更新


 ロボットソリューション開発・導入・運用のラピュタロボティクス(東京)は、「費用対効果保証プログラム」を自律走行型協働搬送ロボット「ラピュタPA-AMR」の新規顧客向けに提供を始めた。導入後の生産性に応じてサブスクリプション(継続課金)サービスの月額費用が変わる成果連動型の料金体系を採用した。

 このプログラムは、通常1台10万円の月額利用料が目標生産性の達成割合に応じて変わる。まず顧客の状況や倉庫環境をヒアリングし、現場訪問で倉庫環境や業務プロセスを、ロボットシミュレーターによる想定生産性を、それぞれ確認する。発注の後、詳細検討で期待生産性などの条件を決める。「費用対効果保証は挑戦的な取り組みだが、アスクルの倉庫での生産性向上の実績をはじめ数々の現場での稼働実績を踏まえ、このプログラムの開始を決めた」という。同社は、アスクルの物流センター「AVC日高」に、これまでの最大規模となる34台のPA-AMRを導入し生産性を1.8倍に高めた。ピッキング作業に必要な人員は3割減を達成した。

 PA-AMRは、作業スタッフとともにピッキングを行い、荷物の搬送を代行し、ピッキングルートの最適化を図り、生産性向上とスタッフ歩行時間削減を可能とする。操作画面は直感的に使用できるデザインで、新人でも30分で操作をマスターできるという。

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