楽天と西友は25日、ネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」を開始する。楽天約9900万の会員基盤やEC知見と、西友が実店舗で培ってきたスーパーマーケット運営ノウハウといった両社の強みを生かして共同運営する。
同サービスは、楽天と米ウォルマートが18年1月に結んだ戦略的提携の一環。配送商品は主に生鮮食品、日用品。約2万点の豊富な品揃えとともに、配送能力の拡充、楽天会員ID連携で利用者を伸ばす。
特にネットスーパー利用が伸びない原因だった配送頻度とキャパシティーを改善する。西友実店舗からの配送に加え、千葉・柏のネットスーパー専用センターと都内数カ所に設置した配送拠点を稼働し、最適な配送体制を構築する。
楽天IDとの連携で、IDを持つ客にスムーズにサービスを利用できるようにする。
まず首都圏での配送カバーを高めて、その後サービスエリアを広げていく。
両社は共同ネットスーパーの利用拡大を狙って、期間限定で11月1日から西友115店で「楽天市場」の取り寄せグルメなどを品揃えする「楽天市場フードセレクション」も行う。
