「ディオール」ラフ・シモンズ退任

2015/10/23 14:00 更新


 【パリ=松井孝予通信員】仏クリスチャン・ディオール(CD)は、「ディオール」レディスのアーティスティックディレクター(AD)、ラフ・シモンズ(47才)の退任を発表した。22日付の同メゾンの声明の中でシモンズは、退任は個人的理由によるもので、特に自身のブランドに力を注ぐためと説明した。

ベルナール・アルノーLVMH会長兼CEO(最高経営責任者)とシドニー・トレダノCD会長兼CEOは、同声明で、「(シモンズの)退任の決意を重んじ、ディオールにもたらした並外れたクリエーションの貢献に対して熱く感謝する」と敬意を示した。後継者についてはノーコメント。

 シモンズは95年に自身のブランドを立ち上げ、そのかたわら05~12年まで「ジル・サンダー」のクリエーティブディレクターを務めた。ジョン・ガリアーノの後任として12年4月にディオールのADに就任後、この3年半の間に、モダンなビジョンで同メゾンの新しい時代を開いた。



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