「スーパーデリバリー」 雑貨を扱うカフェで利用急増

2019/07/23 06:25 更新


 ラクーンコマースが提供するBtoB(企業間取引)ウェブサービス「スーパーデリバリー」を品揃えに利用する飲食店が増えている。物販事業者以外への販売を始めた17年6月に比べ19年5月は6倍に増えた。地方の住宅街にある、女性、それも主婦オーナーのカフェが多いという。

 利用が増えているのは、雑貨やアパレルを店内で販売するカフェなどの飲食店。「初めての客でも物販があることで入店しやすくなった」という集客効果と客単価アップのメリットがあるためのようだ。

 SNSで入荷情報を知らせ買い物目的の来店を誘導する店もあり、取り置き依頼の客も増えているという。商品を通じて客とのコミュニケーションが増え、会話を楽しみながら買い物ができるという差別化にもつながっている。

 販売する商品はアクセサリーやバッグなどの服飾雑貨、関連するアパレルが中心。自分の好みに合わせた店で、自分の好きなモノを話題に自ら客との会話を楽しみ、生活を豊かに過ごす女性の姿が見えてくる。

オーナーの好みの服や雑貨で相乗効果(広島県安芸市の「乙カフェ」)


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