ピクトグラムで出展者が環境の何に貢献するかをより分かりやすく伝えるなど、次回7月展に向け環境を軸に刷新するプルミエール・ヴィジョン(PV)パリ。ジル・ラスボルドPVゼネラルマネジャーにその狙いを聞いた。
――刷新の背景は。
フランスでの循環経済法(AGEC)の施行など、環境への責任をめぐる状況はEU(欧州連合)域内、アメリカなどへとますます広がっていくと感じています。バイヤーたちが何を求めているのか。それに合わせたアプローチということです。
7月展からは会場で使用するホール数が3から4へと拡大します。ファブリックについては一つのホールにEUのサプライヤーを集積し、テーマに合わせたゾーン構成をします。それ以外の国は、インターナショナルファブリックとして国別に分ける形の予定です。国ごとに輸出入の制度が異なりますし、バイヤーの仕事を効率化します。
大企業は既にチームを組んで、こうした環境関連法規へに対応していますが、中小企業はなかなか難しい。彼らにとってのガイドラインになれればと感じています。
――サステイナブル(持続可能な)ではなく、エコレスポンシブル(環境に責任のある)という言葉を使っている。
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