アバンティ「プリスティン」 ウェア充実し販路拡大

2018/01/22 04:24 更新


 アバンティは、オーガニックコットンブランド「プリスティン」でリラクシングウェアを充実し、ファンを増やしている。販路も広がり、売り上げは10%増ペースで伸びている。

 オーガニックコットン製品を自社で糸から一貫生産する同ブランドは96年に発売した。素材の肌触りの良さ、安心感などが特徴で、タオル、アンダーウェア、パジャマ、リラクシングウェア、毛布、グッズを展開している。レディス、キッズを企画するほか、昨年にはメンズも始めた。

 以前は肌に直接触れる商品が主力だったが、リラクシングウェアを充実し、普段着として着られる商品も揃える。ヤクの毛を使用した無染色のコート(8万円)なども。例えばレディスではウェアは30%、アンダーウェア35%で、そのほかに分類するパジャマなどもあり、ウェアの比率は高い。また、全体の35%はシーズンごとに新企画として出しているが、65%を占める定番が根強く支持されているのも特徴だ。

 販路は着実に広がっている。路面直営店を新宿の本店のほか自由が丘、吉祥寺に計3店出している。百貨店も徐々に増え、インナーウェア売り場に入っていたが、最近ではリビング売り場に導入されるケースが増え、阪急うめだ本店、大丸神戸店、大丸札幌店、松屋銀座本店などに広がってきた。ブランド認知を広げる狙いもあり、ギフトにも力を入れている。昨年末に正月用のギフトとしてパジャマ、タオル、ソックスをセットにした企画「着衣(きそ)初め」(2万円)を初めて販売し、好評だったことからセット企画も強める。

昨年末から販売しヒットしたセット企画「着衣初め」


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