レディス「プードゥドゥ」旗艦店を改装オープン

2017/02/23 06:20 更新


 アパレル・服飾雑貨製造・販売のクー(東京、草野正志社長)は17日、レディスヤングカジュアルブランド「プードゥドゥ」の新宿ミロード店を改装オープンした。ルームウェア・関連雑貨のライン「プードゥドゥ・タイム」(タイム)を初めて本格的に導入、店舗面積を拡大した。

 今秋に発売35周年となるのを機に、「ECも拡大しながら、実店舗でのブランドの世界観の発信とライフスタイル提案を強める」(谷口憲司専務)。同店を旗艦店とし、今後、既存店を改装し、同様の店舗を増やす。

 店舗面積は従来の42平方メートルから74平方メートルに拡大、白を基調にしたナチュラルな内装に刷新した。タイムは入口の脇に部屋をイメージしたコーナーを設けて販売する。デザイナーの手描きによるオリジナルプリント柄のカットソーを中心に、オリジナル柄のルームシューズ、今治で作ったタオル、クッション、カップとソーサー、フレーバーティーなどを揃える。

 既存ラインでは同店限定商品として、花柄の襟で切り替えたブラウス(4900円)を発売した。

 「ECが浸透し、実店舗の新しいあり方が求められる中で、お客がブランドに共感し、世界観が体感できる店を作りたかった。そのためには、ブランドのファンが部屋に入った時に着る服の提案が必要と考えた」(谷口専務)。

 新宿ミロード店は全20店のうち売上高が最大で、17年6月期も前年比8%増ペースで伸ばしている。改装によって、20代前半を主軸にしながら客層を広げ、売り上げを約1.7倍に伸ばす計画だ。4月7日にはグランデュオ立川店を1.5倍に拡大、同タイプの店とする。以降も順次、「ライフスタイル提案型」に改装する。

 クーは15年3月にギャラリー・ド・ポップから同ブランドの事業を譲り受けた。谷口専務はギャラリー・ド・ポップ出身。「OEM(相手先ブランドによる生産)・ODM(相手先ブランドによる設計・生産)に頼らずに、オリジナル性を追求してきた」ことが支持され、売り上げを伸ばしている。4月からトラベルグッズやレイングッズなど35周年記念企画を毎月販売、新しい提案を強化する。

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雑貨を含め、全てオリジナル企画(新宿ミロード店の「プードゥドゥ・タイム」)


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