東京・渋谷のヒカリエホールで23~25日に開かれた合同展プラグイン(繊研新聞社主催)は、115社144ブランドが出展、中日は大雨となり出足が鈍るも、トータルでは3197人(前年同期2992人)が来場した。
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来場者が印象に残ったブランドを選出する「プラグイングランプリ」には、「アデリー」(社名はサプライズ)が3回連続で選ばれ、華やかな刺繍を生かしたフェミニンなドレスやブラウスが支持された。
2位はカラフルなニット、カットソーを作る「フェリチタ」(アプローズジャパン)、3位は色バリエーション豊富なパンプスが目を引いた神戸の「フラワーズバイシエテ」(シエテ)と、熊本発のスタイリッシュなマタニティーウェア「マヌ・イン・マヌ」(リトーロカス)となった。
次点は「マリエジュエリー」(同)。ぱっと目に留まる独自性あるデザインや色柄と、こだわりの物作りの背景や機能性を併せ持つブランドが支持された。

また、ミラノの国際革小物見本市「ミペル」と、毛皮・婦人服の見本市「ザ・ワンミラノ」の協業ブースをはじめ、サステイナブル(持続可能)な視点で活動するブランドも増え、来場者の関心を集めた。
このほか、企画展「リンク・トゥ・クリエイティブ」ブースや、東京ファッションテクノロジーラボによる集積ブースでは、先進的なファッションテックを扱う出展者に、百貨店やアパレル企業だけでなく、ホテルやモード系ブランドなど、幅広い業種の来場者からコンタクトがあった。会場ではセレクトショップや百貨店バイヤーとのマッチングも実施され、新たなチャンスをつかんだ出展者も。次回は同会場で来年3月11~13日に開催される。
