欧州連合のPFAS規制 繊維分野の結論は持ち越し

2024/10/01 17:30 更新


 欧州連合(EU)の化学品規制を管轄する欧州化学品庁(ECHA)は、9月に開いた会議でPFAS(有機フッ素化合物)の繊維分野での扱いについて結論が出ず、次回に継続することとなった。

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 9月末にフィンランド・ヘルシンキでリスク評価委員と社会経済分析委員会を開催し、ドイツや北欧諸国から提案されていたPFAS規制を検討した。このうち、石油・鉱業部門は暫定的な結論を下した。

 繊維部門、食品包装部門は次回に持ち越す。繊維はテキスタイル、衣類、インテリア、皮革、カーペットなどを含み、原案では個人用保護具や消防服、高性能フィルターでは一定の猶予期間を設けるが、それ以外は全てのPFASを対象に原則使用禁止とする方針が示されていた。



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