レディスインナーやルームウェアのピーチ・ジョンの「ピーチ・ジョン」が今年に入って通販(EC)を軸に好調を維持している。店舗休業や昨年冬から紙のカタログを休止したことで春号がなかった3月は前年同月を下回ったものの、1、2月の売り上げは2ケタ増。店舗の休業が広がった4月も通販部門は前年を上回っている。
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休校や在宅勤務の広がりなど家にいる時間が増えた4月は、新規客の伸びが著しい。ピーチ・ジョンのブランド指名検索も4月1~18日は41%増。ナイトブラとノンワイヤブラの検索数も増えている。
SNSなどを通じた商品PRでは、「おうち時間」などのワードを使い、「現状の顧客の心理に沿ったアプローチ」を強めている。
新型コロナウイルスによる影響を受ける以前から常に売れ筋の1、2位にいるのが「ナイスバディブラ」。バストとウエストの厚みを同社が考える〝ナイスバディー〟の比率に近づけることができるというソフトワイヤのブラジャーで、痩せていてもグラマラスでも、誰もがメリハリのある体形にできると人気だ。
ナイスバディとともに上位を争うのがノンワイヤの「いつでもジャストブラ」。カップサイズはプラスマイナス1カップ、アンダーもプラスマイナス5センチの許容があり、バストサイズ変化に対応する。
在宅勤務が増えたことが影響しているのか、ノンワイヤブラのクリック数は、4月に入ってからは倍増しているという。
10~20代前半の若い世代に向けた今春発売のブラトップ「ピージィ」は、日ごとに受注数を伸ばしている。バスト用保湿クリームの「ボムバストクリームリッチ」は、インフルエンサーの影響などで大幅に売り上げを伸ばしている。