パタゴニア日本支社は今秋、「パタゴニア」商品の修理に焦点を当てたキャンペーンを行う。リペアイベントなどを通じ、客に修理を身近に感じてもらい、商品を長く使う習慣を身に付けられるよう促す。
同キャンペーンは、「新品よりもずっといい」をコンセプトに、米パタゴニアが長く取り組む修理・リサイクルプログラム「ウォーン・ウェア:着ることについてのストーリー」の一環。長く使用できる丈夫なものを作る一方で、客側にはそれを長く使い続けることを呼びかける。本国では年間4万点以上が修理されるほど定着している。日本でも、リペアセンターの体制が整ったため、積極的にPRすることにした。
既に直営全店でプログラム内容を紹介するコーナーを設置し、イメージパネルや修理ガイド本などを展示している。目白店、京都店、渋谷店、横浜店では単日のリペアイベントを実施。ほつれ、小さい穴の補修、パーツ破損交換、スナップボタン取り付けなど簡単な修理を無料で受け付ける。
イベント当日は3人のリペアスタッフが常駐し、1日約35点を修理する予定。15日には米本社幹部のリック・リッジウェイ氏が来日し、ウォーン・ウェアの意義などを語るイベントも都内で催す。