スマホケース「エジュー」、秋から台湾で販売開始 パリの合同展示会にも出展

2023/07/26 07:58 更新


季節ごとに限定色を出す「エジュー」の「カデナジップフォンケース」

 スマートフォンケース、レディスバッグ企画販売、パーククリエイション(大阪市)は今年秋、「エジュー」ブランドで海外販売を始める。まず、日本と市場が似ている台湾からスタートし、認知度を上げていく。パリの合同展示会にも出展し、欧州への販売にも着手する。

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 エジューは収納付きなど機能性とファッション性を特徴とするスマホケースが中心。日本では順調に販路を広げ、著名ブランドとも協業している。

 台湾では9月1日~来年1月22日、台北の誠品書店南西店1階で期間限定店を開く。スマホケース、ストラップなど関連品はフルラインで置き、バッグも一部販売する。9月からは台湾の蔦屋書店5店での期間限定店も予定している。卸売りでは、台湾のアーバンリサーチ、ビューティ&ユースユナイテッドアローズでの販売も始まる。販売価格は日本の1.2倍程度で、スマホケースの中心価格は日本円で1万円前後。ターゲット層は20代後半~30代。

 海外販売を台湾から始めるのは、①日本と同じようにiPhone利用者が多く、スマホケースの市場が似ている②エジューの商品を個人輸入して販売している人が台湾に多い③約5年前、台湾の百貨店で開いた期間限定店の反応が良かったため。

 誠品書店では初日に台湾のインフルエンサーを呼んでオープニングイベントを開く。12月には、メディア、インフルエンサーを呼んだ展示会の開催も計画している。ファッション好きなコア層からファンが広がった日本と同じような展開を想定する。新井愛子代表は「背伸びして買うブランドになれば」と考えている。

 台湾での事業が順調にいけば、現地法人を設立し、百貨店でのショップ展開、自社サイトの運営も展望している。

 9月にパリで開かれる雑貨の合同展「プルミエールクラス」への出展も進める。パリのセレクトショップへの販売、欧州の百貨店でのショップ展開を目指す。20年から海外販売を予定していたところ、コロナ禍となった。機が熟したと判断し、本格的に海外販売を始める。

(古川富雄)



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