【パリ=小笠原拓郎】27年春夏パリ・メンズファッションウィークは、いくつかの重要なショーが行われた。それは90年代後半に出来上がったラグジュアリーブランドのコングロマリットビジネスとは異なるファッションストーリーの存在を明らかにしている。
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男性らしさの象徴ともいえるテーラードスタイルは、しばしば権威の象徴として使われる。戦争を遂行しようとする政治家たちはネイビースーツに白いシャツ、赤いネクタイで自らの権威を誇示しようとする。それが戦争を決定するのにふさわしいスタイルでもあるかのように。
ファッションは、そんな風に権威の誇示として使われることも多い。自分は富裕層に属する人間だ、こんな生地を使ったこんなブランドを着ることが自分にはふさわしい。もちろん、ファッションとはそういう風に富裕層の満足を得ることで成長してきた産業である事実を否定はできない。
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