24~25年秋冬パリ・メンズファッションウィーク 米国ウェスタンスタイルを取り入れて

2024/01/18 06:30 更新有料会員限定


 【パリ=小笠原拓郎】24~25年秋冬パリ・メンズファッションウィークは、若手デザイナーを中心としたショーに加え、ルイ・ヴィトンのメガショーで幕を開けた。

(写真=ルイ・ヴィトンとキディルは大原広和)

 ファレル・ウィリアムスによるルイ・ヴィトンの2シーズン目の舞台となったのは、ブローニュの森の中にあるフォンダシオン・ルイ・ヴィトンに隣接するスペース。森の中に建てたテントに入ると、壁には巨大なグランドキャニオンを思わせる風景が映し出されている。ショーを待つ間、流れている音楽も、アメリカンロックだ。

 ショーが始まると、観客の大半が予想していた通り、アメリカを背景にしたスタイルが次々と登場してくる。ネイティブアメリカンのスタイルからの引用は、アップリケやフリンジを飾ったポンチョのデザインを生かしたアイテム。カウボーイブーツにテンガロンハット、ジーンズといったウェスタンスタイルもある。もちろん、通常のウェスタンスタイルとは異なり、刺繍などハンドクラフトの技術がきっちりと取り入れられている。

ルイ・ヴィトン

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