パルHD 「鈴木敏夫とジブリ展」に協賛 原宿に限定店

2019/04/04 06:30 更新


 パルグループホールディングス(HD)は、スタジオジブリが20日から東京・神田で行う「鈴木敏夫とジブリ展」に協賛し、原宿の複合型ショップ「ベースヤードトーキョー」1階で同展の期間限定店を開設する。企業価値の向上を目指す試みで、期間は27日~5月12日。

【関連記事】ナイスクラップ オリーブ・デ・オリーブと合併へ

 スタジオジブリが東京でイベントを行うのは3年ぶりで、パルグループHDが協賛するのは初めて。井上隆太社長らとスタジオジブリの幹部らが10年来の知り合いで、両社の「夢・喜び・創造力の提供」という企業理念が合致したため。同展は神田明神文化交流館「EDOCCO」で行い、原宿で開く期間限定店は「互いの実験の場」としてファッションとの融合を狙う。

 原宿では「三鷹ジブリの森美術館」内のショップ「マンマユート」を導入して商品を販売する。目玉は、シルクスクリーンプリントのワークショップ。ジブリ映画作品の有名セリフなど11種を、購入した無地Tシャツ、サコッシュにその場でプリントできる。スタジオジブリがセリフの版権を開放するのは珍しいという。27日には鈴木プロデューサーのトークショーを行う。

 集客数や売り上げなどは全く設定していない。「あくまで企業価値の向上、顧客と従業員の満足体験が目的。ジブリという文化的財産へ支援して、お客と従業員が『良かった』と思ってもらえることを重視している」と井上社長は話す。EDOCCOを夜間に借り切って、パルグループの従業員と家族を招待する「パルの日」も行う。

「鈴木敏夫とジブリ展」に協賛し、原宿に限定店を開設する


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事