パル 50代女性に「プラス・オトハ」 3月からECで

2021/02/26 06:30 更新


 パルは3月から新ブランド「プラス・オトハ」をスタートする。50代の女性向けで、この年代をターゲットにしたブランドは初めて。大人女性が楽しめるよう、肌触りの良い素材を使い、着心地と見栄えを両立したシルエットのアイテムで構成する。価格も手頃に設定し、販路はECが中心。年内は自社ECとECモール数社で販売し、21年以降は期間限定店の出店も計画する。

(柏木均之)

 ファッションに対する興味や関心が高く、可処分所得もある50代女性を狙う。敏感肌も増える大人世代向けに、シルク100%の半袖リブニットや、マスク、セルロースとコラーゲンを融合したクラボウインターナショナルのハイブリッド素材「ルナセル」を使ったリブニットのレギンスとタンクトップ、植物染めのTシャツなどを企画した。

 トータルコーディネートではなく、手持ちのワードローブに合わせて使えるパーツとしてのアイテムが中心で、春夏は40型を企画した。おなか回りまでウエスト部分のあるニットレギンスやゆったりとしたワンピース、二の腕をカバーできるよう袖のディテールに工夫したブラウスやカットソーなどもある。

 パープルやラベンダーなど明るくはっきりした色の商品が多い。カットソーで6000円台、シルク100%のリブニットが1万円、ワンピースやスカートも1万~1万3000円が中心価格。

 自社EC、集英社のウェブエクラを皮切りに、年内に複数のECモールでも販売を開始する。宝島社の50代向け女性誌『大人のおしゃれ手帖』の3月発売号から毎月ブランドについて紹介し、ECへの送客につなげる。ブランド認知度が高まるにつれ、実際に商品に触れたい客が増えることを想定し、21年には商業施設などで期間限定店を出す。

大人世代向けに肌触りの良さ、着心地の快適さを追求した


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