パルは26年4月から、新卒社員の初任給を前年比6万6000円(引き上げ率28%、短大専門学校卒は29%)引き上げる。これにより大学・大学院卒の新入社員の初任給は30万円になる。
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ファッション業界で人材採用が難しくなっている状況を踏まえ、良い人材を獲得するために引き上げを決めた。「当社は個性のある社員が、付加価値を付けて成長してきた会社。高い付加価値を生み出せる人材を、新卒から育てていくことが重要で、毎年300人以上を採り続けたい」と小路順一社長は狙いを話す。
短大・専門学校卒の初任給は29万3000円。入社後22歳になった時点で、年2回の変更時期に合わせて30万円に変更する。入社時点で22歳以上は30万円になる。
今回の給与引き上げは、新入社員だけでなく、営業職全員が対象となるベースアップ。今期(25年2月期)の業績は過去最高ペースで推移している。この間もベースアップを継続しているが、今回の上げ幅はそれよりかなり大きく、人への投資を継続・強化していく。