ゴールドウインは20日~11月12日、「ザ・ノース・フェイス」のキッズ用フリースアイテムを対象にしたキャンペーン「コドモ・フリース・キャンペーン」を展開する。対象商品を税抜き1万5000円以上購入した客に、ブランドロゴをプリントしたオリジナルマグカップとフリース製ポーチのセットを先着順にプレゼントする。実施店舗はザ・ノース・フェイスキッズ原宿店や藤井大丸店、高島屋横浜店こども服売り場など9店。
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代表的なフリース商品は、肩とひじ部分に耐摩耗性に優れたナイロン地を使ったジャケット(1万3000円)や、袖が通しやすいよう肌面に毛足の短いフリースを採用したベビー用のスーツ(1万3000円)など。
パタゴニア日本支社は今秋からフェアトレード(公正取引)認証の縫製工場で製造するようになった人気フリース製品「シンチラ・スナップT」と、「ベター・セーター」を打ち出し、販売を強化している。
同社は、第三者認証機関である非営利組織「フェアトレードUSA」の基準を満たした縫製工場で生産したものをフェアトレード製品としている。14年秋に1工場・10製品から始まったフェアトレード品は、16年秋は6工場・192製品に拡大。17年秋には全製品の約3割にあたる14工場・480製品に拡大した。
フェアトレード品を客が購入するごとに、縫製した労働者に追加の賞与が還元される。店頭やブランドサイトでは「製造にたずさわる労働者に直接恩恵をもたらします」と訴える。
フェアトレード品には環境インパクトを抑えたものも含む。ウィメンズの「ベター・セーター・ジャケット」(1万1900~1万7000円)は、従来より染料とエネルギー、水の使用量を大幅に削減する染色処理を採用している。