オタクラウド イラスト作家と協業でジャケット販売

2018/07/18 06:27 更新


 オタク文化の発信、イベント企画などのオタクラウド(大阪市、茶木盛暢代表)は18日から、オリジナルイラストのジャケットを販売する。新進作家のイラストを裏地にプリントするもので、イラスト作家の活動機会を増やすことを目的としている。

【関連記事】オタクラウド CFでイラストレーターに活躍の場を

 この事業の元になったのは、今年2月1日~4月1日に取り組んだクラウドファンディング(CF)「裏地に和のイラスト!15名のクリエイターと世界に向けたオリジナルジャケット開発!」。テストマーケティングを兼ねたところ、目標の100万円を上回った。今回は特に人気の高かった4人のイラストを使い、本格的に販売することにした。

 商品は伸縮性のあるニットの男性用テーラードジャケット。裏地全面にイラストをのせる。ビジネスにもオフタイムにも使え、飾って楽しむニーズにも応える。4万9800円(送料別)。サイズはS、M、L、LL。色は黒、ダークグレー、ワインレッド、ダークブラウンなど6種類。

 作家の甲斐千鶴さんは付喪神(つくもがみ)から着想した創作妖怪の華やかなデザイン、きみづか葵さんは瀬織津姫(せおりつひめ)をイメージした水の神様を表現。月岡月穂さんは和柄をたっぷり使った哀愁漂う女の子、haruciさんは月と鬼の子がメインのファンタジックなデザインとなっている。

 いずれも国産。生産は大阪市内に縫製工場を持つNFL(川辺友之社長)に依頼し、大阪メイドを打ち出す。完全受注生産で1~2カ月後に納品する。専用ホームページで扱う。

甲斐千鶴さんが描いたイラストのジャケット


この記事に関連する記事