オンワード「ジョセフ・アブード」 女性客の獲得狙う 商業施設への出店も強化

2023/08/28 06:29 更新会員限定


 オンワード樫山の「ジョセフ・アブード」はアウトドアライン「マウンテン」で駅ビル・ファッションビルなどへの出店とともに、レディスの本格化による女性客の取り込みを目指す。認知度向上へ期間限定店の開催も強化する。こうした動きは、同社が今年1月に米本国から商標権を取得したことが背景にある。

(大竹清臣)

 マウンテンは19年秋冬からスタート。立ち上げ当初は機能性を意識した商品が多かったが、現在は機能性にファッション性を加味したタウンユースのMDを拡大した。複合型を中心に百貨店内の約10店で販売。売り上げも堅調で毎シーズン1.5~2倍ペースで伸びている。期間限定店はリゾート立地の商業施設にも開設し、富裕層に好評だった。今秋冬は百貨店以外の商業施設でも期間限定店を開く予定。単独店(標準モデル約50平方メートル)での駅ビルなどの出店も視野に入れている。また、メインラインとの複合型で百貨店への出店も予定する。

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