オンワード樫山の「23区」はブランド30周年を迎え、8月3日に東京・大手町三井ホールで初のランウェーショーを開催した。全国から顧客や百貨店、物作りなどに携わる約500人(昼と夜の2部計)を招待し、23年秋冬物及び30周年記念企画など42スタイルを披露した。
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23区は93年秋、大人の女性に向けた単品のウェアリングを提案するカジュアルブランドとしてデビュー。現在は「ジャパニーズ・ウィメンズ・スタンダード」をコンセプトに、凛(りん)としてしなやかに生きる女性たちに向けて、世代や時代を超えて長く愛される、上質で心地よい日本発のスタンダードを発信している。
ショーではシャツとシャツ、ニットとニットなどのレイヤード、スカートとブーツなどのスタイリングなど、これまでの23区をさらにアップデートした世界を表現。テーマに「シングス・イン・ザ・スーツケース」を掲げ、エッセンシャルアイテムであるシャツやデニムアイテム、トレンチコート、ジャケットなどに加え、30周年記念企画として、ポルトガルのテキスタイルメーカー、リオペルのテキスタイルを使ったチェック柄のセットアップやレッドカードトーキョーとの協業デニム、アーカイブプリントスカートなどで招待客を魅了した。
別会場ではドリンクや軽食の提供とともに、23年秋冬の約200アイテムを揃え、受注会も実施した。同社では「顧客からは、エッセンシャルアイテムへの期待が高く、今後もアップデートしながら、しっかり応えていきたい」としている。