《オンライン発信の現在と行方》目的絞りオンラインならではに特化 常設サイトやSNSと連携

2021/10/28 06:27 更新会員限定


3回目の帝人フロンティアのオンライン展ではウェビナーも併催した

 コロナ禍で素材メーカー各社が昨年から始めた個社オンライン展示会は、今春夏まで複数回開催するなかで、内容の取捨選択や見せ方、告知が洗練されてきた。その中で、目的は商売への直結でなく情報の周知に絞られ、ウェビナーやSNSなどプラスアルファの発信も取り組むようになっている。

ウェビナー併催で注目

 帝人フロンティアは、年2回ペースで同社の素材・製品を横断的に集めた総合展を自社ホームページ内の特設サイトで開催してきた。今年6月末~9月には、3回目を開いた。1、2回目に紹介していたうちの産業資材向けは除き、衣料向け素材に絞って展示したが、アクセス者数は2回目から微増の1300人となった。アパレルや生地問屋、商社を中心にアクセスした。アクセス者数の推移はダイレクトメール(DM)を定期的に送ることで、1回目のように「会期序盤に半分はアクセスしその後はガクッと落ちる」ことなく安定した。

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