「オニツカタイガー」が、ブランド誕生75周年を記念し、ブランド体験型施設を東京・神宮前に期間限定でオープンした。記念商品を見せるほか、過去の名作を現代風に撮り下ろした写真や、ブランドから着想を得たアート作品などを展示している。8月25日まで。
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写真展示では、1950年代から70年代に発売した名作シューズをアート写真に仕上げた。第1号モデルとなる「タイガー印バスケットボールシューズ」や、アイススケート用のシューズ、南極観測隊に提供したブーツなど、幅広い挑戦の歴史をたどることができる。
シャンゼリゼに直営店
25年7月にパリ・シャンゼリゼ通りに旗艦店を開くことを発表。18世紀に完成した歴史的建造物に売り場を構える。オニツカタイガーによると「シャンゼリゼ通りに日本のブランドが直営店を構えるのは初めて」という。
世界で2ケタ増収
今期(24年12月期)もオニツカタイガーの勢いは止まらない。8月13日に発表された24年1~6月業績では、売上高が前年同期比55.1%増(為替影響を除くと47.3%増)の438億円だった。全地域で2ケタ増収となり、特に日本、中華圏、東南・南アジアで大幅な増収。カテゴリー利益も2倍の166億円となった。
庄田良二カンパニー長は「日本だけでなく、ロンドンの店舗でも入場規制がかかるほど人気が世界的に広がっている。来年2月には新感覚のウォーキングシューズをオニツカタイガーから出す」という。