表参道ヒルズ、春夏の大型改装で成果

2016/09/13 06:25 更新


 森ビルが運営する大型商業施設、表参道ヒルズは今春夏、06年2月の開業以来最大規模となる改装をファッションを中心に実施、成果を上げている。


  4~8月の全館売上高は改装工事を段階的に行い、大型区画が休業していた影響で前年実績を下回ったが、「狙い通り、ファッション感度が高い人々の需要が拡大した」(廣田智久館長)という。改装が完了したことを受け、秋冬はファッションを前面に出した販促を積極化し、売り上げ拡大を目指す。

 改装は開業10周年を機に、「次の10年に向けて新たなステップに踏み出す」ため、実施。開業日である2月11日から7月上旬までに、全店の4割以上にあたる41店(新店33店)を刷新した。

  さらに、ジュエリー・時計「ハリー・ウィンストン」が9月1日に改装オープンした。ファッションは国内外のデザイナーブランドの旗艦店やレディスの新ブランドを積極導入、服飾雑貨も充実して「感度と発信力をさらに高めた」。

  飲食をしながら、読書ができる「森の図書室」やファッションを中心とした展覧会を行うギャラリー「ロケット」を入れ、文化とアートの発信機能も強めた。また、飲食ゾーンも4月22日に改装オープン、「感度が高く、女性が利用しやすい」店舗を充実した。

改装完了を受け、秋冬はファッションの販促をさらに強める

続きは繊研新聞で



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