大阪府とH2Oなど9社 衣料循環システム構築へ 10月から実証実験

2024/09/05 18:00 更新


ロゴマークは水の循環をイメージした

 大阪府とエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)、帝人フロンティア、ファイバーシーディーエム(FCDM)など9社は、衣料の製造・販売から分別、再利用・再資源化の循環システムの構築を目指す地域共創型サーキュラーエコノミー「サステナブルファッション・プラットフォーム」の25年4月からの稼働に向けた実証実験を10~11月に実施する。

 実証実験名称は「oHOHo(オホホ)サイクルプロジェクト」。大阪・梅田を中心とする大阪府下の商業施設、店舗が同プロジェクト名称で衣料品の回収を実施する。回収した衣料品はFCDMの選別工場(大阪府泉南市)で選別し、同社の古着店舗で販売するほか、再製品化、再資源化の研究やパートナーシッブの構築、拡大に取り組む。

 賛同企業の役割は、青山商事、エイチ・ツー・オー商業開発、JR西日本SC開発、阪急阪神百貨店、阪急阪神不動産が衣料品の回収などを、FCDMが拠点からの衣料回収、選別、リユースなど、Earth hacks(東京)がCO2(二酸化炭素)排出削減量の算定、帝人フロンティアが回収衣料の再資源化、製造・販売に向けた取り組み、MILKBOTTLE SHAKERS(大阪)がプロジェクトマネジメントサポート、H2Oが事務局としてブロジェクトマネジメント、大阪府が広報・啓発などを担当する。

 H2Oと大阪府の包括連携協定に基づく取り組みの一環で、H2Oが環境省の「令和6年度使用済衣料回収のシステム構築に関するモデル実証事業」に応募し、採択された。

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