メンズウェアの合同展、ウエルカムエディションのニューヨーク(NY)展は今シーズン、日本ブランドが最も多く出展したメンズ合同展となった。他の合同展から移ってきたブランドが多い。バイヤーもサクスフィフスアベニュー、ノードストローム、ドーバーストリートマーケット、キスなど主だったところはほぼ来場した。ただパリのウエルカムエディションと比べると、来場者が少ないという声が共通して聞かれた。
(ニューヨーク=杉本佳子通信員)
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タイオンは、前回はプロジェクトに出展した。人の入りはプロジェクトと同様だが、ウエルカムエディションは主要店のバイヤーが入場するとチャットアプリ「ワッツアップ」を通じて出展者に知らせてくれることが良かったという。表側はベルベットにスカジャン風刺繍を入れ、裏側は2色使いのダウンにしたリバーシブルブルゾン(249ドル)は、日本的な匂いが強い点で人気が高かった。無地のダウンコートは、M-65タイプのコート(159ドル)が、丈が長めながら折り畳める点が好まれた。バッグは、ヘルメットバッグ(89ドル)とサコッシュ(59ドル)が好評だった。現在ノードストローム、アーバンアウトフィッターズなど約30口座を持つ。今年、米国市場向けの自社ECも開始予定だ。