24~25年秋冬ニューヨーク・ファッションウィークは、クラシックなアイテムを再考察する傾向が目立つ。ウエストを絞ったアワーグラスラインのジャケットとコート、ビーズやスパンコールのフリンジで覆ったドレス、なまめかしいスリップドレス、台形のスカートがその例だ。
(ニューヨーク=杉本佳子通信員)
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マイケル・コースがコレクションについて語る時、よく母親とのエピソードが出てくる。その母を昨年亡くし、持ち物を整理していた時、祖母のウェディングドレスを見つけたそうだ。30年代のドレスで、とてもモダンでセクシーと感じ、タイムレスを再考察してコレクションを組み立てた。ウエストを絞ったアワーグラスラインのジャケットとコート、バイアスサテンと繊細なシャンテリレースを組み合わせたランジェリーのようなドレスがキーアイテム。