昨年ぐらいからやたらと耳にする「抜け感」。当たり前のように使っていますし、あぁアレね!と感覚では伝わりますが、具体的に説明しろと言われると何だか答えづらい…。
それもそのはず、だって曖昧だもの
ファッション業界の専門紙「繊研新聞」の用語解説でも、
■商品やスタイリングの、「肩に力が入っていない自然なおしゃれさ」といったあいまいな雰囲気を伝える際によく使われる。
と説明しています。そう、そもそもニュアンスを説明する言葉なので曖昧といえば曖昧なのです。 その「抜け感」のあるアイテムの代表例として挙げられているのが、コレ。
レディスの布帛シャツです。前の着丈が短く、背中側を下に引っ張ったようなシルエットが特徴。首の後ろを〝抜いて〟肌を見せることでかっちりしすぎず女性らしくなります。 こうした商品をはじめ、Vネックやスリットで肌を露出し抜け感を出す商品が増えています。古着っぽいジーンズにあえてパンプスを合わせるようなスタイリングを抜け感と言うことも。
これらのアイテムを接客で説明する際に、 「抜け感が今年っぽいですよね~」と声をかけるのもいいですが、 「肩に力が入っていない自然なおしゃれさが表現できます」と伝えられると、お客様にも伝わりやすいですね。