日本テレビホールディングス、ラベルヴィー全株式取得へ テレビ通販とEC事業を強化

2023/05/09 06:26 更新


 日本テレビホールディングス(HD)は、フラッシュセールサイトの「ギルト」「グラッド」などを運営するラベルヴィーの全株式を取得し、完全子会社化する。ラベルヴィー代表取締役で創業者のアラン・スラス氏らと株式譲渡契約を締結。同取引の実行は5月19日を予定している。

 ラベルヴィーの22年12月期売上高は157億3700万円、営業利益2億8200万円。ギルトとグラッドの2サイトを合わせた会員数は550万人以上で、約1万のブランドやセレクトショップなどのオフィシャルパートナーとなり、フラッシュセールサイトとしては国内最大級となる。

 日本テレビHDは、ラベルヴィーの持つノウハウを生かして、テレビ通販や既存EC事業のデジタル化推進や、グループの商材、サービスの販売窓口強化、新規取引先を相互に紹介しあうことによる商品開発調達力の強化などをシナジーとして挙げる。

 ラベルヴィーは、日本テレビグループのメディア力を生かしたマーケティングや、コンテンツマーケティング強化による収益向上を見込む。今後、シナジー発揮などを目的とした協業委員会の設置も予定している。

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