1月1日午後4時10分、石川県の能登地方を震源に最大震度7を観測する地震が発生、北陸、上越地方など広域にわたって激しい揺れなどによる被害が出た。この地震で一時、日本海側の広い範囲に大津波警報、津波警報、津波注意報が発令された。石川県や富山県、新潟県では余震も続き、家屋倒壊や津波、液状化現象などの被害が出ている。
能登半島は、ポリエステルやナイロンなど合繊の長繊維織物の一大産地で、大手から中堅、小規模の機業場が多く集積している。直接的な被害はこれから明らかになると見られるが、従業員の被災や電気、水道などインフラの打撃での操業への影響、道路の寸断などによる物流の乱れなどが懸念される。