ノーリーズ(東京)の主力のレディスブランド「ノーリーズ」が企画したグラスコード「グラス&ネックレスチェーン」(税込み1万2100円)が売れている。ブランドのEC/販促PRリーダーの林真由美さんが発案し、インスタグラムのライブや投稿でのコーディネートの発信が奏功した。
先端に大きめの丸型の金具があり、眼鏡やサングラスのつるを引っ掛けて使う。チェーンは50センチで、素材は真鍮(しんちゅう)に24金メッキ加工をした日本製だ。24年7月に販売を始め、25年春夏では新作としてシルバー925メッキ加工のアイテムも企画した。
林さんはファッショングラスを普段からコーディネートに取り入れている。「かわいいと思うグラスコードが欲しかった」と企画のきっかけを話した。眼鏡ブランドには多様な皮革やひものコードあるがアクセサリー感が物足りず、コレクションブランド製品は価格帯が異なる。
そこで、24年秋冬からスタートしたノーリーズのアクセサリーブランド「グラスグラス」で、同社が力を入れている「スタッフ別注」として企画した。セーターの上に着けても短くならずに一年中使える長さで、手首に巻き付けたりもできる着脱しやすいチェーンにした。コインチャームなどでカスタマイズもできる。

発売に合わせてインスタライブを行い、ライブ中に一度完売。男性の購入もあった。林さんのインスタや自社ECのスタッフのコーディネートで100通り以上の着こなしを載せて訴求し、900本ほどを売った。売り上げはグラスグラスで3割以上を占め、ヒット商品となっている。
