サステイナブル(持続可能な)の意識が高まる中、グリーンウォッシュやトレーサビリティー(履歴管理)といった視点もより厳しく見られるようになっている。回収ペットボトルから作るリサイクルポリエステルはサステイナブル素材の代表として多く採用されるが、バージンかリサイクル品かを判別するのは容易ではない。ニッセンケン品質評価センターはこれまでになかった簡便なやり方でこれを判別する方法を開発し、今年からサービス提供を開始した。
代表的なポリエステルであるPET(ポリエチレンテレフタレート)は、繊維でもペットボトルやフィルムでも基本的なポリマー構造は同じで、いずれも化学式で表すとC10H8O4。ペットボトル由来のリサイクルポリエステルとバージンの違いもない。