アダストリアの「ニコアンド」は、青山学院大学内の購買会青山店(運営は青山学院が全額出資するアイビー・シー・エス)で期間限定店を開いている。大学構内で商品を販売するのは初めて。12月5日に開き、早速、学生の関心を集めている。15日まで。
同社の本部が青山学院大学青山キャンパスと同じ東京都渋谷区にある縁で実現。大学や購買会の「学生にわくわくする何かを届けたい」思いを形にした。
「学校に来ることが楽しくなる場所にしたい」と、企画を担当したライフスタイルクリエイション部マネジャーの中山美緒さん。通りがかりの学生が驚き、笑顔になるのを見て、「日常に変化を加えられてうれしい」と話す。「学生が新しいファッションや家のおしゃれを知ったり、将来、アパレルで働くきっかけになったら。大学と地域もつながれる催事にしたい」(増田太一ニコアンド営業本部営業統括)思いも込める。
今後は、期間限定店で学生と作った商品を売ったり、販売スタッフに学生も入れて職業体験を提供したり、「産学連携が広がれば素敵だなと思う」と増田さんはアイデアを膨らませる。青山学院大学以外にも、「催事スペースの有効活用に悩んでいる大学があると聞く」(中山さん)とし、同社の様々なブランドで同様の企画をしていきたいと考える。