《繊維トップに聞く》ニッケ　常務執行役員衣料繊維事業本部長　金田至保氏　学生服で連携強め安定供給

金田至保ニッケ常務執行役員衣料繊維事業本部長

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上期は増収、営業減益

　――上期の概況は。

　衣料繊維事業は増収、営業減益でした。主力のユニフォーム素材は学生服と官公庁の消防向けが前年同期並み。警察向けと一般企業向けが低調でした。

　テキスタイルは一般衣料用がスーツ・フォーマル生地の販売が国内で好調、海外は英国向けのスーツ生地、欧州向け合繊が回復して好調に推移しました。糸もニット糸の販売が大幅に増えました。とはいえ、円安による羊毛原料価格の上昇や、エネルギーコストの高騰が響き、損益は苦戦しました。

　――学生服の供給がタイトだ。