三越日本橋本店 ビックカメラが7日にオープン

2020/02/05 06:26 更新


 三越伊勢丹は三越日本橋本店新館6階にビックカメラをテナント導入し、7日オープンする。百貨店の外商顧客ら富裕層を対象に、同店限定の品揃えからサービスまでを実施する。

 売り場面積は1200平方メートルで、生活家電、カメラ、テレビ、オーディオ、パソコン、携帯電話、ビューティー家電、ゲームなどハイエンド商品を中心に品揃えする。ビックカメラの既存店舗で取り扱いのない百貨店限定モデルを加えた。販売サービスは同店だけの「家電コンシェルジュ」が三越のスタイリスト(販売員)と連携し、店頭での接客だけでなく、商品搬入の立ち会いやアフターケアまで買い物全般をサポートする。MIカードのポイントも利用できる。

 全ての商品に電子棚札を採用し、ビックカメラ全店舗とECで共通化している商品価格を、常に最新の表示で確認できるようにする。スマートフォンをかざすとレビュー、商品情報、在庫が閲覧できる。

 杉江俊彦三越伊勢丹社長は「家電は生活から切り離せなくなった商品カテゴリーにもかかわらず、百貨店は効率化の下でなくしてしまった。単に場所貸しするのでなく、(他社の)力を借りて、もう一度復活させて店に来てもらう魅力を作る」と話している。

大画面テレビや高級オーディオを配置したラウンジスペース
電子棚札を導入し、スマートフォンと連動してレビューや商品情報を確認できる
ハイエンドを中心に百貨店限定モデルを加える


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