ニューヨーカー婦人服、春物が好調

2017/01/23 06:00 更新


 ニューヨーカーは、アパレルブランド「ニューヨーカー」の婦人服の春物が、企画を刷新した効果で順調に立ち上がった。16年12月の売り上げは前年同月比5%増(既存店ベース)と伸びた。

 従来はオケージョン対応を意識したセットアップ主体だったが、今春夏物は①着回しできるスタイリング②クリーンで若々しい感覚③働く女性の日常着に特化した単品中心の構成に企画を変更した。

 春物は12月初旬に投入、秋冬物と連動させたVP提案を強め、コートインとして長い期間着用できるスタイルを週ごとに提案した。

 中でもニットは12月に16%増と伸びた。中肉素材の明るい色やラメ糸使いの華やかな商品がヒットし、コートインで羽織物としても着られる裏毛のコーディガン(1万8000円)も人気となった。コートは1%増で、カシミヤ混ビーバー(5万3000円)アンゴラ混ヘリンボーン(同)などが売れ筋になった。いずれも定番的な商品で上質感が受けた。

 昨年8月に新設したスーパーバイザー職も活用し、企画を効果的に発信するための接客や販促に力を入れる。昨年まで売り上げは減少傾向だったが、今春夏は増収を目指す。

 

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立ち上がりから売れている「ニューヨーカー」の裏毛コーディガン


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