オンライン家計簿「Zaim」を運営するZaimの調査によると、新社会人の家賃は年々減少傾向にある一方で、美容・衣服にかける金額は増えていることが分かった。家賃は14年から16年にかけて平均2702円低下し、美容・衣服費は1969円増えている。
社会人1年目は「実家暮らし」の割合が大きいが、「一人暮らしまたは友人と賃貸またはシェアハウス」が実家暮らしに接近するほど増加している。両親から独立する傾向が強まっているが、家自体にかけるコストはシビアになっており、その代わりに美容・衣服など外に向けて発信する支出を重視する流れが見て取れる。
社会人1年目で増えていた支出額の伸び率上位に「エンタメ」(前年比39%増)が挙がった。趣味が「ある」と回答した人は86.5%で、趣味にかける1カ月の費用は4割の人が「1万円以上」と回答した。
■新社会人の支出及び社会人アンケート調査 Zaim利用者の男女664人が対象