新型コロナウイルスの感染拡大によって外出自粛やテレワークが進むなか、フリマアプリ「メルカリ」で売買されるアイテムにも変化が出てきた。運営するメルカリによると、「巣ごもり消費」と「息抜き出品」が増えている。
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3月の集計では、短期集中型エクササイズプログラム「ビリーズブートキャンプ」関連商品の取引数が前年同期比10倍となった。家にいながら運動できるコンテンツへの需要が高まっていることを示した。
書籍の売却数も増えている。特に絵本や全巻セットの漫画は2倍の売却数だった。本や漫画を読んで過ごすために購入したいというニーズがある一方で、自宅にいる時間の息抜きとして不要な書籍などを手軽に出品している人も多いことがわかる。
「人生ゲーム」や「オセロ」、パズルなどの玩具も前月比で1.5~2倍の取引がある。購入しているのは親世代で、「外出自粛のこの機会に、過去に自分が遊んだものを子供に伝承しているような動きがある」(同社)という。