ナノ・ユニバース 急回復で“新生”へ

2017/02/23 13:00 更新


 「この約半年間は当社の〝再生〟と〝新生〟を同時並行で進めてきた」と話すのは、ナノ・ユニバースの濱田博人社長。

 昨年7月に社長に就任、下期(16年9~17年2月)の売上高は、1月までの累計で前年同期比33・2%増と急回復した。

 3月以降は「レディス分野の強化や、EC比率のさらなる拡大に向けてアクセルを踏む」構え。

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ナノ・ユニバース 濱田博人社長

 3月1日に「ナノ・ユニバース」のブランドロゴを刷新し、攻めの態勢を整える。「刷新したロゴマークでブランドステイタスを訴求する。刻印のような形状はアプリへの対応も考慮したデザイン」という。全売上高に対するEC比率は既に40%だが、今後はさらに50%まで伸ばす。

 一方、実店舗は現在65で、東京・新宿、名古屋、大阪・梅田を除く商圏は各1店の出店に限定する。既存店の売り上げを拡大しながら「ECとリアル店舗を共生させていく」考えだ。「混沌(こんとん)とした市場のなかで存在感を発揮し、レディス強化によって縮小する市場のシェア争いに挑む」意気込み。

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ナノ・ユニバース新ロゴ


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