中三 弘前店にアウトレット導入し集客 ファミリーの新規客も

2020/11/12 06:29 更新有料会員限定


 中三(青森市)は、弘前店に19年8月導入したアウトレットゾーンがファミリー層を中心とした新規顧客の開拓に結び付いている。初年度売り上げは新型コロナの影響で3億円にとどまったが、従来の百貨店に来店していなかった足元商圏や県内の広域から集客した。館内の買い回りを促すため、食品の改装に着手しており、4月の第1期に続いて、11月中旬に第2期をオープンする。

(松浦治)

 弘前店のアウトレット「マチナカ・ラック」は4、5階(計5000平方メートル)の52区画(一区画66平方メートル)に約80ブランドを揃える。ブランドごとの区画は設けられているが、統一環境でオフプライスストア形態の仕組みを整えている。店舗ごとの個別レジでなく、フロアごとの集中レジを採用し、運営コストを抑えた。アウトレット運営会社がアパレルメーカーから仕入れた在庫品を定価の50%、70%、80%引きなどで販売する。メーカー側は初期投資、運営コストが軽減され、販売要員の負担がないのが特徴だ。1~3階の百貨店で販売するプロパー品と同一ブランドの出店もある。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ランキング形式のデータブック
プレゼントキャンペーン実施中!

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事