ナイガイが新サービス ウェブ通じたBtoC

2017/04/28 06:30 更新


 ナイガイは27日、ウェブを活用した新しいBtoC(企業対消費者取引)のコミュニケーションを開始した。日本最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」を運営するオウケイウェイヴ(兼元謙任社長)と、コンシューマー向けIT(情報技術)サービスのメディアシーク(西尾直紀社長)と共同開発した。

 新サービスはオウケイウェイヴのプラットフォームをナイガイ用にカスタマイズしたQ&Aサイト「ナイガイコミュニティ」と、口コミ投稿・閲覧の「ものトーク」。ナイガイコミュニティは足の悩みを質問すると、同社社員、同社が認定した医師・整体師などの専門家に加え、AI(人工知能)が回答する。オウケイウェイヴのAIエージェント「あい」は、蓄積したQ&A実績をビッグデータとして解析し、情報を知識化して最適な回答を提供するという。ものトークはメディアシークのスマホアプリ「アイコニット」を活用し、パッケージやタグのQRコードやJANコードを読み取って商品のサイトへリンクさせ、商品評価やコメントを投稿・閲覧できる。当初はレディスのソリューションブランド「ウルナ」からスタートし、他の商品へ広げていく。

 新しい二つのサイトと、ナイガイ企業サイト内の「ソリューション」ページを、足の悩みを解決する総合情報発信サークルとして構築してコミュニティー作りを進めながら、同社ECサイト「グラナージュ」への送客にもつなげていく。現状のEC売り上げは全社の10%弱だが、3年後には20%にまで高める計画。また健康や美容、ファッションなどの外部サイトと相互リンクを張ることで接点を持つユーザーを広げていく。

 Q&Aサイトや口コミサイトを活用した情報発信サークルを構築する仕組みは、参加企業が増えればサイトの認知度向上やデータ蓄積、ファンの囲い込みにつながるとして、同業や異業種にも参加を募っていく。




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