ワコール、ミャンマー工場を本格稼働

2016/12/20 06:32 更新


 ワコールの新しい縫製拠点であるミャンマーワコールがこのほど、本格稼働を始めた。40%を出資するタイワコール(60%はワコール)向けに供給をスタートしている。あくまで品質優先だが、早ければ来年後半に日本向けのボリュームゾーン商品の供給も開始する予定だ。

 工場はティラワ経済特区B2ゾーンにあり、初年度はブラジャー約10万枚を生産する計画。敷地面積は2万平方メートル、工場の面積は8,000平方メートルと、今後の増設余地を残している。

 一方、来年早々には、ワコールが昨年に設立したタイでの素材・部材拠点、エーテックテキスタイル、ジーテックマテリアルも本格稼働する見込み。現在、既存設備のスクラップ・アンド・ビルドに関し、最終検討を行っている。

 今後は、ミャンマーワコールやタイワコールをはじめ、ワコールが中国・ASEAN(東南アジア諸国連合)に持つ縫製拠点と、タイの素材・部材との連動が可能。品質・コスト面で、グローバルな競争力がもう一段向上することになる。

 

myanma
ミャンマーワコール


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